低所得世帯の生徒への奨学金追加募集、10,980名採用…第一種予約採用
日本学生支援機構は3月17日、成績基準を実質的に撤廃して追加募集した、低所得世帯の生徒における第一種奨学金予約採用の追加募集結果を公表した。選考の結果、採用候補者数は10,980名となった。
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低所得世帯の生徒にかかる第一種奨学金の予約採用の追加募集は、平成28年8月2日の閣議決定を受け、経済的な理由により進学を断念せざるを得ないような低所得世帯の生徒については学力基準を実質的に撤廃し、進学を後押しするために実施した。対象となる生徒については、第一種奨学金の学力(成績)基準である「評定平均値3.5以上」を適用しない。
追加募集の対象者は、生計を維持する人の住民税(所得割)が非課税(0円)である人。特定の分野において特に優れた資質能力を有し、進学後に特に優れた学習成績を修める見込みがある、または大学における学修に意欲があり、進学後に特に優れた学習成績を修める見込みがあるのいずれかに該当し、学校長からの推薦を得られる場合に申し込むことが可能となった。
第一種奨学金は、高校3年生の時点で進学後の奨学金を予約できる制度。平成29年度の高等専門学校、大学(学部)、短期大学、専修学校専門課程への進学予定者から対象となり、高校などの既卒者でも卒業後2年以内の人ならば申し込むことができる。
平成29年度の追加募集による予約採用候補者数は10,980名。今後はこのほかに、大学などへの進学後に進学先の学校を通じて申込みを行う在学採用を実施する予定。
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