10代女子の約3割、ネットでお小遣い稼ぎ…ポイントサイトやフリマアプリ利用

 10代女子の約3割は、「ポイントサイト」や「フリマアプリ」などインターネットを利用したお小遣い稼ぎの経験があることが、GMOメディアの「プリキャンティーンズラボ」による調査からわかった。

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お小遣いの有無(出典:プリキャンティーンズラボ「お小遣い稼ぎに関する調査」)
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 10代女子の約3割は、「ポイントサイト」や「フリマアプリ」などインターネットを利用したお小遣い稼ぎの経験があることが、GMOメディアの「プリキャンティーンズラボ」による調査からわかった。

 「お小遣い稼ぎに関する調査」を行ったのは、GMOメディアが運営する10代女子に関する研究機関「プリキャンティーンズラボ」。3月15日から17日の期間、中学生以上の10代女子(中高生、大学生、専門学校生)を対象にインターネットリサーチを行い、2,685名から回答を得た。回答者の割合は中学生が過半数を占めており、ボリュームゾーンは13歳~16歳、回答者の96.8%がスマホを所有している。

 お小遣いの有無を聞くと、中学生87.9%、高校生85.6%、大学・専門学校生68.9%が「もらっている」と回答。半数以上が毎月決まった額をもらっており、中学生では「1,000円~3,000円未満」54.8%が最多で、月3,000円未満が約7割を占めた。高校生では、「3,000円~5,000円未満」31.8%、「5,000円~1万円未満」27.9%、「1,000円~3,000円未満」26.7%の順に多い。

 大学・専門学校生では「5,000円~1万円未満」29.7%が最多ではあるものの、中学生と高校生で1割にも満たなかった月1万円以上が28.1%にのぼり、進学に伴ってお小遣いの平均金額も上昇することが顕著となった。

 高校生以上の回答者にアルバイト経験について尋ねると、高校生の64.5%は「アルバイトをしたことがない」と答えた。大学・専門学校生になるとアルバイト未経験は27.7%に減少し、55.5%が「アルバイトをしたことがあり、現在も就業中」。「アルバイトをしたことがあるが、現在は就業中ではない」をあわせると、約7割がアルバイトを経験していた。

 1か月のアルバイト代では、「2万円~3万円未満」20.0%、「3万円~4万円未満」16.6%、「5万~7万円未満」13.4%が多く、7万円以上とする回答も10.4%を占めた。

 インターネットを利用したお小遣い稼ぎの経験を聞くと、29.2%が経験ありと回答。その方法では、「ポイントサイトに登録してポイント交換」40.3%と「不用品などを販売」35.3%が突出して多かった。直近1年間でもっとも稼いだ月の合計金額では、「1,000円未満」22.2%、「1,000円~3,000円未満」18.4%と少額であるほど稼いだ経験のある人が多いが、17.8%は1万円以上稼いだと回答している。

 その獲得方法を尋ねると、ポイントサイトでは「アンケートに答える」「動画を視聴する」「アプリをダウンロードする」が多かった。不用品の販売については、97.8%が「フリマアプリ(メルカリ・Frill、ラクマ、ZOZOフリマなど)」を利用。

 不用品を販売する理由については、「捨てるのがもったいないと思うから」が66.4%、「お小遣いやアルバイト代だけではお金が足りないから」41.9%が上位に。そのほか、「稼いだお金で貯金したい」21.3%、「(校則などで)アルバイトができないから」17.7%、「暇つぶし/なんとなく」10.5%などがあがっていた。

 また、インターネットでの不用品の販売を保護者に話しているかを聞くと、75.5%が「話している」と答えた一方で、「話していない」回答者も16.4%にのぼる。GMOメディアは「未成年の子を持つ保護者は、インターネット上の売買でのトラブルを未然に防ぐ意味でも、不用品の取扱いについて注視する必要があるかもしれない」と注意を促している。

《黄金崎綾乃》

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