【夏休み2024】日本科学未来館、新企画「地震のほしをさぐる」

 日本科学未来館は2024年8月1日から9月9日、特別企画「地震のほしをさぐる―地球深部探査船『ちきゅう』再び東北沖7,000mの深部へ!」を開催する。参加費無料(常設展や特別展、ドームシアターの鑑賞は別途料金がかかる)。

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地震のほしをさぐる―地球深部探査船「ちきゅう」再び東北沖7,000mの深部へ!
地震のほしをさぐる―地球深部探査船「ちきゅう」再び東北沖7,000mの深部へ! 全 4 枚 拡大写真

 日本科学未来館は2024年8月1日から9月9日、特別企画「地震のほしをさぐる―地球深部探査船『ちきゅう』再び東北沖7,000mの深部へ!」を開催する。参加費無料(常設展や特別展、ドームシアターの鑑賞は別途料金がかかる)。

 「地震のほしをさぐる―地球深部探査船『ちきゅう』再び東北沖7,000mの深部へ!」は、研究開発の「いま」を見せるシリーズ「Mirai can NOW(ミライキャンナウ)」の第7弾として開催する。地球のダイナミックな活動の1つである「地震」について、地震のメカニズムの解明に貢献する探査船「ちきゅう」の特徴を、実物や模型などで展示する。

 「ちきゅう」は、海底を掘り進めて地質試料(コアサンプル)を直接採取することができる探査船。東北地方太平洋沖地震後の翌年2012年に「ちきゅう」は震源域の掘削調査を行い、巨大地震について研究を進めてきた。2024年9月には再び東北沖で調査航海を行い、解明されていない謎に迫るという。

 会場には、海底掘削ツールの先端部分「ドリルビット」や船底のプロペラ推進器「アジマススラスタ」の実物大グラフィック、「ちきゅう」の100分の1スケールの模型などを展示。「ちきゅう」の大きさを感じることができるという。そのほか、「ちきゅう」のクルーになりきり写真を撮ることができるフォトブースも設置する。

 会期中、1階の会場と5階の常設展示フロアでは、人工衛星や惑星探査など「地球・宇宙をさぐる科学技術」を公開している。ワークシートを配布しており、楽しみながら学ぶことができるという。

 8月31日は、「ちきゅう」で東北地方太平洋沖地震の研究を進めてきた研究者と、9月から実施予定の新たな掘削調査に挑むメンバーを招き、応援メッセージを届けるイベントを開催する。詳細は決まり次第、Webサイトに掲載される。

◆地震のほしをさぐる―地球深部探査船「ちきゅう」再び東北沖7,000mの深部へ!
期間:2024年8月1日(木)~9月9日(月)
※9月3日(火)は休館
会場:日本科学未来館1階 シンボルゾーン(東京都江東区青海2-3-6)
参加費:無料
※常設展や特別展、ドームシアターの鑑賞は別途料金が必要

《宮内みりる》

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