三重県教育委員会は2025年10月8日、2026年度(令和8年度)三重県立高等学校入学者選抜実施要項を公表した。全日制課程では、前期選抜を48校110学科・コース、後期選抜を52校118学科・コースが実施する。検査日は、前期選抜が2026年2月3日・4日、後期選抜が3月10日。
2026年度入学者選抜を実施するのは、全日制53校126学科・コース、定時制11校18学科、通信制2校2学科。
前期選抜を実施する全日制は、48校110学科・コース。検査は、面接または自己表現、作文または小論文、実技検査、学力検査などのうち、志願先高等学校が指定した項目を実施する。自己表現は、受検者が面接時に、自己の個性や得意なものを自由な形で表現する。英語の学力検査については、リスニング検査を含み、英和辞典・和英辞典の使用を認める。ただし、電子辞書やそれに類するものは使用できない。
後期選抜を実施する全日制は、52校118学科・コース。学力検査は、同一問題により、国語、数学、社会、外国語(英語)、理科の5教科のうち、高等学校の指定する教科により実施する。外国語(英語)には、リスニング検査を含む。検査時間は各教科45分。配点は50点を標準とするが、傾斜配点を行う学科・コースがある。また、高等学校長が必要と認めた場合は、面接または自己表現、作文または小論文、実技検査が実施できる。
後期選抜では、調査書の第3学年における「各教科の学習の記録」と「特別活動の記録」などにより、およそ募集定員にあたる数の者を選ぶ。ただし、高等学校によっては、調査書の「各教科の学習の記録」などから選ぶ人数を募集定員のおよそ110%または120%にあらかじめ設定できる。
募集定員110%の設定は、桑名(普通)、四日市南(普通)、川越(探究)、神戸(普通)、津西(普通)、松阪(普通)の6校6学科。120%の設定は、桑名(理数)、四日市(普通・国際科学コース)、四日市南(普通・数理科学コース)、四日市西(普通・比較文化・歴史コース/普通・数理情報コース)、川越(国際探究)、神戸(理数)、津西(国際科学)、上野(理数)、名張青峰(普通・文理探究コース)、松阪(理数)、伊勢(普通・国際科学コース)の11校12学科・コース。
2026年度三重県立高等学校の入学者選抜(全日制)の日程は、前期選抜が2026年1月23日から27日まで出願を受け付け、2月3日・4日に検査を実施する。後期選抜は2月24日から26日まで出願、3月3日から5日まで志願変更を受け付け、3月10日に学力検査を実施。合格発表は3月17日。