ここでは、ジャガイモを使って水の通り道を観察する方法をご紹介。自由研究テーマ選定の参考にしていただきたい。
自由研究:中学生向け 小学生向け
ジャガイモって、根?くき?
テーマ【植物の水の通り道(6年生)】 観察
対象学年:3~6年生 むずかしさ:★★ 所要時間:6時間
学校で植物のつくりを学習したときに、根・くき・花・葉などを観察したね。私たちが食べているのも植物。私たちは植物のどの部分を食べているのかな?
用意するもの
ジャガイモ1個 食用色素(あれば赤がわかりやすい) 水 まな板 包丁 わりばし 容器(ペットボトルの下半分を切ったものでもよい)
観察のやりかた

水100mLくらいに食用色素を3杯溶かし、わりばしでかき混ぜる。

ジャガイモを切って、断面を1の液につける。

6時間後、取り出し、断面を観察する。写真にとったりスケッチしたりしよう。つけていた面から1~2mmのところで切ると、色のつきかたがよくわかるよ。

どの部分が染まったのか図とくらべてみよう。

観察でサイエンス
植物には水の通り道(道管)があり、その通り道が染まっているのです。ジャガイモの染まりかたは、くきの水の通り道の散らばりかたによく似ています。
発表のためのまとめ
着色された部分の様子を写真やスケッチでまとめ、図かんでどの部分かを調べてまとめよう。

発行:永岡書店
<著者プロフィール:NPO法人 ガリレオ工房>
教師を中心にジャーナリスト、研究者、学生などで構成する科学実験の研究・開発グループ。そのユニークで独創的なアイデアや方法は、各界で高い評価を受けている。雑誌・新聞などでの発表のほか、テレビの科学番組にも企画協力している。また、全国各地での実験教室やサイエンスショーも手がけている。2002年に吉川英治文化賞受賞。同年NPO法人として認可される。