8月30日の発売に先駆けて行われたメディア向け発表会では「スターバックス×Campus」初コラボレーション商品へのこだわり、開発の背景についてお聞きすることができました。
店舗から集めたミルクパックで作られたノートが誕生！
スターバックスが掲げる秋のプロモーションテーマ「芸術の秋を楽しむ“Artfull Autumn＠Starbucks”」の新商品とともにお目見えしたのが「スターバックス キャンパスリングノート」。「サステナブルな社会を目指し、限りある地球の資源を大切に使いたい」というスターバックスの想いに賛同したコクヨが、ミルクパックを主原材料とした再生紙を開発し、それを表紙と裏表紙に使った「スターバックス キャンパスリングノート」を誕生させました。
「Be colorful」をコンセプトに、カラフルな瞬間を楽しむ新商品が登場。同じ日に発売になった秋の新作ビバレッジ、グリーン アップル ジェリー フラペチーノ（左）、ベイクド アップル ピンク フラペチーノ（右）。「スターバックス キャンパスリングノート」とリンクしたカラーリングがキュート！
発表会では、メディアの方々に向けて実物のノートを初披露。記者のみなさんの注目が高まりますスタッフの地道な努力が実を結んだ商品
スターバックスで提供されるラテやフラペチーノ、多くの人気商品のラインナップに欠かせないミルク。全国1450もの店舗から回収されるミルクパックは、なんと年間1000ｔにものぼるといいます。お客様にコーヒーを提供する舞台裏で、空になったミルクパックを、ひとつひとつ洗って乾かし、ていねいに折り畳んで回収しやすい形にまとめるというのは、単純でいてかなり大変な作業。時間も手間も、乾かして保管するスペースも必要になります。
全国のスターバックス店舗ではミルクパックのリサイクルに2010年より取組んでいる「見えないところで、各店舗のスタッフたちがその労力をいとわずに続けてきた地道な活動がこうしてノートという“商品”として生まれ変わる、そのことに大きな意味があります」と話してくれたのはスターバックスの広報担当者。
「地球の資源を大切に使いたい」という想いがアクションに
「スターバックスでは、2010年よりミルクパックのリサイクル活動を続けています。これまで回収されたミルクパックは、ペーパーナプキンやおしぼりなどにリサイクルされていました。私たちは、こういった環境を守るための活動を、単なる企業責任ではない“ソーシャル・インパクト”としてとらえています。自分たちから行動することで、世の中が変わると考え、お客様と一緒にサステナブルな社会につながるアクションを起こしていきたい、という想いがまさに、今回の商品開発につながっています。
裏表紙には、「限りある地球の資源を最後まで大切に使いたい。そんな想いから、スターバックスの店舗からミルクパックを集めて毎日使えるノートをつくりました。これはグリーンな未来につながる1冊です」というメッセージが添えられている
サステナブルな社会実現を目指した取り組みといっても、何か特別なことをするのではありません。今回私たちがお客様と一緒に取り組むのは、再生紙で作られたノートを使ってもらうというシンプルなアクション。さらに、使い終わったノートを捨てるときにも、表紙と綴じ具を分別しやすくし、再びリサイクルに回すことを想定しています。そういった取り組みが環境を守ることにつながるのはもちろん、スタッフやお客様が環境に想いを馳せるきっかけになればと思っています」（スターバックス広報担当者）
再生紙とは思えない質感とクオリティ
続いて、「ミルクパックから再生紙を作るのは、私たちにとっても初めての取り組み。パックの回収から工場での製造工程まで、製品化に向けてさまざまなハードルがありました」と話してくれたのはコクヨの開発担当者。
「難しかったのは、素材の性質上、紙が反り返ってしまうこと。表面に特殊なコーティング加工をすることで反り返りを防ぐなど、企画から製品化まで2年半もの試行錯誤が詰まった商品です。また、通常の再生紙の場合、再生紙特有の異物（黒点）が表面に見られるのですが、このノートはそれがほとんどわからないくらいきれいな表紙になっています。スターバックスで使われているミルクパックは、シンプルな白黒のパッケージで、リサイクルすることを考えられて作られていることにも感心しました。おかげで色が混ざることなく、このようなきれいな質感の表紙に仕上がりました。
スターバックスのお客様はもちろん、日頃からキャンパスノート愛用してくださっている文房具ファンの手に届いて、何かを感じてもらえるとうれしいです」（コクヨ開発担当者）
「スターバックス×Campus」のコラボレーションということがひと目でわかるように、それぞれのロゴが入った表紙
背表紙には、さりげなくミルクパックのワンポイントが。ミルクパックそのもののパッケージと連動したデザインになっている使い勝手を追求した、こだわりの詰まった一冊
表紙のイラストには、取り組みの目的であるサステナブルな社会への想いを込めたメッセージとともに、ミルクパックをリサイクルしノートに生まれ変わるストーリーが描かれています。「大人が使いやすいように」と作られたノートの仕様は、イラストや図が書きやすく、アイデアや企画書の構成などをまとめるのに適した方眼罫。カフェなどの限られたスペースでも広げやすいA5サイズです。カラーは、スターバックスのこの秋のプロモーションのテーマ「Be Colorful」と連動した定番色のホワイト、限定のブルーグレー、ピンク、カーキ、グレーの計5色がラインアップ。
SNS上では発売前から、「発売当日に買いに行きます！」「全色揃えたい！」とファンからの熱いコメントが寄せられています。今後、同じカラー展開のステンレスタンブラーも発売される予定なので、お気に入りのノートのカラーとコーディネートする楽しみ方もおすすめです。今回初となる「スターバックス×Campus」のコラボレーションが、身近なところから環境を考えるアクションにつながっていくことを願っています！
多種多様な好みに合わせた色展開。コンセプトである「Be colorful」には、「いろいろな人がいていい、あなたの色を出して」というメッセージが込められているスターバックス キャンパスリングノート
発売日：2019年8月30日（金）
販売価格：480円＋税
販売店：全国のスターバックス（一部店舗は除く）およびスターバックスオンラインストア
