マスク作り動画で紹介…北海道は家庭に手作り依頼

 厚生労働省と経済産業省、消費者庁、文部科学省は、新型コロナウイルス感染症対策についてわかりやすく伝える動画を作成し、公表している。おもに子ども向けに手洗いや換気などの感染症対策を解説し、簡単にできるマスク作りも紹介している。

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やってみよう!新型コロナウイルス感染症対策 みんなでできること
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 厚生労働省と経済産業省、消費者庁、文部科学省は、新型コロナウイルス感染症対策についてわかりやすく伝える動画を作成し、公表している。おもに子ども向けに手洗いや換気などの感染症対策を解説し、簡単にできるマスク作りも紹介している。

 「やってみよう!新型コロナウイルス感染症対策 みんなでできること」と題した8分33秒の動画。タレントの鈴木福、夢の兄妹が、新型コロナウイルスから身を守るための方法を紹介するキャラクター「まもるくん」とともに出演し、感染の仕組みなどを子ども向けにわかりやすく解説しており、YouTubeから視聴できる。

 感染しないために大切なことは、「正しい手洗い」「毎日の健康管理」「適度な部屋の換気」の3つ。動画では、手洗いのコツなどを具体的にアドバイスしている。また、周りにうつさないための咳エチケットについては、マスクが不足している状況を受けて「自分で作って対策することも有効」とし、ハンカチとヘアゴムを利用してマスクを手作りするようすを紹介。ミシンや糸などを使わず、ハンカチを折ってヘアゴムを通すだけの簡単な手法を紹介している。

 市販マスクの入手が困難な状況にある中、春休み中の児童・生徒にマスク作りに挑戦するよう呼び掛けている自治体もある。徳島県では、自宅学習用教材として徳島県教育委員会と徳島県高等学校教育研究会家庭学会が作成した動画「マスクを手縫いで作ろう!」やマスクの型紙などを公開。大分県教育委員会でも手縫いで簡単にできる子ども用ガーゼマスクの作り方をWebサイトで紹介している。

 北海道教育委員会では、2020年3月27日に小中高校や特別支援学校などの再開にあたっての留意事項を市町村教育委員会などに通知。「校内では飛沫を飛ばさないため、マスクを着用する」「登校時に教職員が児童生徒等の健康状態を確認する」「保護者の授業参観、PTA総会等は、当面の間、控える」などの対応を求めている。

 また、市販マスクの入手が難しいことから、春休み中に家庭などに手作りマスクの作成に協力してもらうよう、取組みを要請。学校・家庭・地域が連携して、手作りマスクの普及に取り組むよう求めている。

《奥山直美》

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