約3割が4月時点で「内定あり」23卒就活実態調査

 2022年4月時点での内定状況は、すでに34%が「内定あり」と回答していることが、career ticketの調査結果より明らかになった。

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就活中の男女300人を対象に就職活動に関する実態調査
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 2022年4月時点での内定状況は、すでに34%が「内定あり」と回答していることが、career ticketの調査結果より明らかになった。

 レバレジーズが運営する新卒向け就職エージェント「career ticket(キャリアチケット)」は、就職活動に関する実態調査を現在大学4年生で就活中の男女300人を対象に実施した。調査期間は2022年4月7日から11日。

 「就職活動に不安があるか」を尋ねると、「とても不安がある」が51.0%、「やや不安がある」が29.0%と半数以上が不安を抱いていることが判明。不安要素としては「志望先の内定を獲得できるかわからない(46.7%)」と内定や選考に関するものから、「就活の進め方がわからない(39.2%)」といった回答もあがっている。これらの声があがった要因としては、コロナ禍において就活がオンライン化し、大学のキャリアセンターで話を聞いたり、学内の先輩に相談したりすることが難しくなったことが考えられる。

 2022年4月時点での内定状況については、「内定あり」と回答した人が34%にのぼった。また、就職活動を続けている人のうちの3割が本選考に進み、一般的な就活スケジュールと比較して学生も企業も早く動き出しているようすがうかがえる。

 就活で利用しているサービスについての問いでは、「ナビサイト」が81%と群を抜く結果となった。ついで「スカウトサービス(28.3%)」がランクインし、これらの結果より、学生はナビサイトを利用してエントリー先を探しつつ、スカウトサービスを利用することで、自分では探しきれない企業によるオファーを受けるようにしていることがわかった。一方で、マッチングイベントやOB・OG訪問、就活カフェといった、比較的就活の早期に利用されるようなサービスは利用する割合が低い結果となった。

 これまでに内定辞退をしたことがあるか尋ねると、15.7%が「辞退したことがある」と回答した。辞退理由としては「より志望度の高い企業から内定をもらえそうだから(36.2%)」「もともと志望度が高くなかったから(31.9%)」という回答が集まった。4月から6月にかけ、就活はピークを迎えるため、さらに辞退者の増加が予想される。

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《高垣愛》

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